【比較】キエルキンと次亜塩素酸ナトリウムを希釈した商品の違いを質問されました!
キエルキンを検討されている方から商品の違い成分の違いを聞かれ回答させて頂きました。
具体的な比較した商品名は伏せさせて頂きます(商品Aとさせてください)が、その内容についてご紹介できればと思います。
■目次
■お客様がキエルキンに至った過程について
HPの説明を読んでわからないことがありますのでご連絡させていただきました。
昨年末に家族が、飲食店で発生した食中毒によりノロウイルスに感染いたしました。
1か月間はウイルスを保持している可能性があるとのことで、保健所より、家の中の除菌に気を付けてくださいとアドバイスされました。
ノロウイルスはアルコールでは除去できないとのことで、市販の「クレベリン」を使って除菌していました。
ノロ以外にも冬は、インフルエンザなども気になるので、普段使いの除菌剤として「クレベリン」よりももっと臭いの気にならないものはないのかと探していたところ、
「安定型次亜塩素酸ナトリウム」が成分の、ほぼ無臭の「商品A」という商品を見つけ、普段使いで、気軽に除菌に使用しています。
最近、花粉にいいものはないかと、ネットで検索していたところ、
「キエルキン」を見つけました。
商品説明を拝見しましたところ、強力な除菌効果や花粉対策効果があるうえ、
大変使いやすそうですし、さらにお手頃価格なので、使ってみたいと思っているのですが、不明点が何点か出てきました。
「商品A」と同じような説明なので、同成分のものなのかと確認したら、
「キエルキン」の成分は、「弱酸性次亜塩素酸水溶液」とのことでした。そこで質問です。
■キエルキンにつて以下回答と具体的な質問の内容
「商品A」という商品を初めて知りました。こちらの商品を扱っている会社のホームページで調べたことを前提にキエルキンと比較して違いをお答えできればと存じます。
質問者様がお問い合わせの中で記載されている商品の主成分を記載致しました。
クレベリン→二酸化塩素(CLO2)
キエルキン→次亜塩素酸(HOCL)
商品A→次亜塩素酸ナトリウム(NaOCL)
下記の記事で二酸化炭素について記載しております。参考にどうぞ!
→キエルキンと置き型二酸化塩素の違いについて空間除菌できるのは?!
化学用語ばかりで分かりにくいですが、これらは塩素の力を利用して除菌すると思っていただいて構いません。塩素の力の順番で表すと次亜塩素酸>次亜塩素酸ナトリウム>二酸化塩素となります。
名前は似ていますが、これらは全て違う物質なので効果や除菌メカニズムも変わってきます。
「クレベリン」に関して、今は使用されていないようなのでご説明を省略して主に「キエルキン」と「商品A」の商品の違いを疑問点にそって補足を入れながらなるべく専門用語を使わないように(努めます)お答え致します。
■Q1.この「弱酸性次亜塩素酸水溶液」と「安定型次亜塩素酸ナトリウム」はほぼ同じような働きをするのでしょうか?
A1. まず、安定型次亜塩素酸ナトリウムとのことですが、化学の用語で「安定型」と用いられることはあまりありません。
しかし、次亜塩素酸ナトリウムに水酸化ナトリウムを添加してpHを強アルカリ性に調整した場合次亜塩素酸ナトリウムは安定するので、名称として「安定化」や「安定型」と読んでいると推測します。
次亜塩素酸ナトリウムは、一般家庭でよく使用されている「漂白剤のハイター」の成分です。
次亜塩素酸ナトリウムの主なメリット
・持続性が高いこと
・微生物に広く減菌、除去効果があること
・漂白、洗浄効果があること
・安価に使用できること
・取扱いを間違えなければ安全に使用できること
次亜塩素酸ナトリウムのデメリット
・金属に対しての腐食があること
・アルカリ性なので取扱いに注意が必要なこと
・発ガン性物質と疑われているトリハロメタンを生成する可能性があること
・酸と接触すると塩素ガスを発生させること
などが挙げられます。
一方、弱酸性次亜塩素酸の特徴として
・弱酸性であるので皮膚に触れても問題ない
・作用後はお水に戻るため安全に使用できる
・ラジカル反応により菌やウイルスを除菌・除去している
・次亜塩素酸ナトリウムと同濃度であれば80倍除菌能力が高い
・紫外線により分解されやすい
参考:厚生労働省次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料
さて、この前提を踏まえて質問の回答になります。ほぼ同じ働きをするかというと半分正解であり、半分不正解です。
次亜塩素酸水溶液は純粋に塩素の力のみを使用して除菌しており、弱酸性でその塩素の力が最大になります。
一方、次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性であり塩素の力を多少使っていますが、それ以上にアルカリ性のタンパク質を変性させる力を利用して除菌・分解しています。
塩素の力を利用して除菌するメカニズムは酸化作用(電子を奪う作用)と呼ばれます。化学用語なので分かりづらいのでイメージとしてお話すると、
次亜塩素酸は、細菌やウイルスを塩素の力で無理やり引きちぎって構造を分解します。次亜塩素酸ナトリウムはタンパク質を溶かして除菌すると思って頂ければと思います。
■0歳児の孫の世話をよくする機会があるのですが、乳幼児の身の回りのものを除菌するのに、より安心安全な成分となると、「キエルキン」の「弱酸性次亜塩素酸水溶液」が最適なのでしょうか?「キエルキン」は手や赤ちゃんのおしりの除菌もできるとのことですが、「商品A」は手肌への使用はできないようで、手肌にも使ええるほうがより便利なので、「キエルキン」の方が普段使いの除菌剤としてさらに適しているなら、「キエルキン」に切り替えたいと思っています。
A2. キエルキンは医師会病院との共同研究をして作られ、病院全体でも使用されており、人の肌と同じ弱酸性なので手荒れをすることはありません。
作用した後にはお水に戻るため人体にも害はありませんし、第3者機関にて安全性試験も実施済みです。
また、キエルキンは産婦人科様でも使用頂いており、生まれたての新生児室では専用噴霧器にて空間除菌や部屋に入る前にもキエルキンが各部屋に設置してあります。
※2017年11月に朝日テレビ様の報道番組でキエルキンを取り上げて頂いた際にも産婦人科様や幼保園様にもご出演頂きました。
■Q3. それから、「商品A」は、薄めて市販の超音波加湿器で空間除菌をすることが可能なのですが、「キエルキン」は、専用の加湿器ではなく、市販の超音波加湿器で使うことはできないのでしょうか?
A3. 次亜塩素酸ナトリウムを加湿器に使用することは安全性に疑問があります。質問者様がおっしゃっている「商品Aは手肌に使用できない」のに口から摂取することはあまり宜しくないと思います。(アルカリ性ですし…)
キエルキンは専用の加湿器でないと次亜塩素酸水溶液対応でないので、機械の故障の原因になりかねないため保証することができません。
市販の超音波加湿器を使用することを推奨はしていませんが、自己判断により使用されている方はいるそうです。(壊れても自己責任という前提です)
■Q4. 花粉対策として、マスクやジャケットなどにスプレーした場合、そのあとそのマスクなどはどれくらいの時間、花粉を分解する効き目があるのでしょうか?
A4. 花粉アレル物質に対して分解することができるエビデンスを取っております。
一方、キエルキンの特徴は一瞬で作用してお水に戻るためマスクやジャケットに付着している場合、花粉アレル物質にキエルキンが当たれば分解できますが、その効果が持続することはありません。(キエルキン成分が付着していれば分解可能です)
そのためスプレーすると1時間は持つというわけではありませんので、ご注意ください。
以上、ご質問の回答になります。ご不明点等ございましたら気兼ねなくお申し付けください。
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